現在リフォームを検討されている方は、近年話題のスケルトンリフォームについてご存知でしょうか。スケルトンリフォームとは、その名の通り骨組み以外の床や壁を取り払う、大掛かりなリフォームです。大掛かりなリフォームですが、実はマンションでもできる場合があります。今回は、マンションにおけるスケルトンリフォームとは何か、後悔しないためのポイントについて解説します。□ スケルトンリフォームとは？マンションにおけるスケルトンリフォームでは、構造部のコンクリートがむき出しになるまで床や壁を解体します。戸建ての場合は屋根や外壁まで解体するので、戸建てのスケルトンリフォームに比べると規模は小さくなります。似た工事にフルリフォームがありますが、スケルトンリフォームは骨組みを残すフルリフォームを限定的に指す言葉と言えます。そのため、スケルトンリフォームはフルリフォームの一種とお考え下さい。スケルトンリフォームは、家族構成の変化や間取りの変更など、生活スタイルが大幅に変わる際に行われる傾向にあります。例えば、子供が増えた場合には子供部屋を作るために、子供が独立したら子供部屋を他のことに活用するためにリフォームされる方がいます。他にも、不便に感じる間取りを変更するために、スケルトンリフォームを採用する場合があります。□スケルトンリフォームで後悔する原因間取りの変更や内装の刷新など、自由度の高いスケルトンリフォームですが、注意すべき点がいくつかあります。1つ目は、共有部分を工事できないことです。マンションでは、窓やドアなどの共有部分を工事できない場合があります。一部だけ古いものが残り、バランスが悪くなりやすい点に注意しましょう。2つ目は、構造によっては間取りが変更できないことです。建物では、構造を支える役割を持った壁もあるため、これらの壁は取り除けません。そのため、間取りの変更が可能か事前に確認しておきましょう。3つ目は、通常のリフォーム以上に施工期間が長い点です。施工期間は、一般的に2か月から3か月になります。施行スケジュールを早めに立てて、リフォーム中の住まいに困らないようにしましょう。□まとめ今回は、スケルトンリフォームの特徴やメリット、注意点について解説しました。魅力の多いスケルトンリフォームですが、マンションで行う場合は一戸建てのリフォーム以上に注意する必要があります。この記事がお役に立てますと幸いです。
