トイレ空間をより快適にするために、手洗い器の設置を検討される方が増えています。
特に、トイレ本体とは別に手洗い器を設けることで、使い勝手やデザインの自由度を高めたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際に別設置を計画する際には、どのような方法があるのか、どのくらいのスペースが必要になるのか、そして気になる費用はどのくらいかかるのか、といった点が疑問になるかと思います。
ここでは、トイレと手洗い器を別々に設置する場合について、その方法や確認事項、費用目安などを解説します。
トイレと手洗い器を別にするには
別設置の基本的な方法
トイレと手洗い器を機能的に分ける場合、後から独立した手洗い器を設置する方法が一般的です。
これは、トイレ本体とは別に、壁面などに手洗い器単体や、カウンター、収納と一体になったタイプを取り付ける形になります。
この方式により、デザインの選択肢が広がり、トイレ空間をより洗練された印象にすることも可能です。
別設置で確認すべきスペースと配管
トイレと手洗い器を別々に設置するには、まず十分なスペースの確保が重要です。
一般的に、トイレ室内が0.4坪(幅80cm×奥行き120cm程度)よりも小さい場合、手洗い器の設置は難しくなることがあります。
また、人の出入りや動作を考慮すると、トイレから壁までの奥行きは最低でも50cm程度あると安心でしょう。
さらに、手洗い器を設置するには、給水・排水のための配管工事が必要となる場合があります。
特にマンションなど、建物の構造によっては配管スペースの制約から工事が難しいケースもあるため、事前に確認が必要です。
独立型手洗い器の種類と特徴
独立して設置する手洗い器には、いくつかのタイプがあります。
一つ目は「手洗い器のみ」のタイプです。
カウンターや収納がなく、手洗い器そのものを壁面にコンパクトに設置するため、狭いスペースでも設置しやすいのが特徴です。
二つ目は「手洗い器+カウンター」のタイプです。
壁に取り付けたカウンターの上に手洗い器を設置するもので、カウンターのデザインや素材、手洗いボウルの形状などを自由に選ぶことで、好みの空間を創り出せます。
三つ目は「手洗い器+収納」のタイプです。
手洗い器の下部分に収納スペースが設けられており、トイレットペーパーなどの備品をすっきりと片付けることができます。
独立型の中では最もスペースを必要としますが、収納の大きさや設置場所を選べるものもあります。
トイレと手洗い器を別にする費用
トイレと手洗い器の別設置費用目安
トイレ本体と手洗い器を別々に設置するリフォーム費用は、選ぶトイレの種類や手洗い器、そして工事内容によって大きく変動します。
一般的に、タンクレストイレと独立型手洗い器を組み合わせる場合、50万円から68万円程度が目安となることがあります。
タンク一体型トイレと手洗い器の組み合わせでは、38万円から56万円程度、組み合わせ型トイレと手洗い器の場合は30万円から33万円程度とされることもあります。
これらはあくまで目安であり、詳細な費用は現地調査や希望する仕様によって異なります。
費用を変動させる工事内容
別設置にかかる費用を左右する主な要因は、給排水の配管工事の有無と、それに伴う工事の複雑さです。
新たに給排水管を設置・延長する工事が必要な場合、費用は高くなる傾向があります。
また、床や壁の解体・補修、内装工事(クロス貼り替えなど)の範囲によっても、総額は変動します。
さらに、手洗い器のタイプ(単機能か、収納付きかなど)や、設置するトイレ本体のグレードによっても、全体の費用は変わってきます。
独立型手洗い器の単体費用
トイレ本体とは別に独立型の手洗い器のみを後付けする場合、手洗い器本体の費用と、設置・給排水工事にかかる費用が別途発生します。
手洗い器本体の価格は、デザインやメーカー、機能によって幅広く、数万円から十数万円以上するものまで様々です。
さらに、給排水管の引き込みや、壁への固定、水栓金具の設置などの工事費が加算されます。
工事内容や設置場所の状況によって、この単体での費用も変動することをご理解ください。
まとめ
トイレと手洗い器を別々に設置することは、空間をより機能的で快適にする有効な手段です。
別設置を検討する際には、設置に必要なスペースの確認や、給排水配管工事の可否を事前に把握しておくことが大切です。
独立型手洗い器には、コンパクトなものから収納付きまで様々なタイプがあり、デザインや使い勝手に合わせて選ぶことができます。
費用は、トイレ本体の種類や手洗い器、そして配管工事の有無などによって大きく変動するため、専門業者に相談し、ご自宅の状況や予算に合った最適なプランを見つけることが肝要です。
