毎日の家事の負担を減らし、水や洗剤の使用量も抑えられるビルトイン食洗機。
その中でも「深型」と「浅型」のどちらを選ぶかは、使い勝手や満足度に大きく関わる重要なポイントです。
容量やサイズ、コスト、設置場所など、両者には様々な違いがあり、ご家庭のライフスタイルやキッチンの状況によって最適な選択肢は異なります。
今回は、それぞれの特徴を比較しながら、どちらがご自身に合っているのかを見つけるための情報をお届けします。
食洗機深型と浅型比較ポイント
容量とサイズの違い
ビルトイン食洗機の深型と浅型を比較する際、まず注目したいのが容量とサイズの違いです。
深型タイプは一般的に容量が約60リットル前後で、一度に約48点、約6人分の食器を洗うことができます。
一方、浅型タイプは約40リットル前後で、一度に約40点、約5人分の食器を洗えるのが目安です。
この容量の差は、深型が浅型の約1.5倍に相当し、家族が多いご家庭や、一度にたくさんの食器を洗いたい場合に深型が有利となります。
サイズ面では、深型は浅型に比べて庫内が約9.5センチ深く、本体幅も約15センチ広くなっています。
これにより、深型なら高さ14.5cmまでのグラスや、大きめの鍋、フライパンといった調理器具も食器と一緒に余裕をもって洗うことが可能です。
浅型では、洗える食器のサイズや形状に制限が生じることがあります。
コストと設置条件の違い
コスト面では、導入時とランニングコストの両方で違いが見られます。
導入コスト(本体価格と工事費)は、一般的に浅型の方が深型よりも安価になる傾向があります。
例えば、あるメーカーの比較では、浅型と深型で本体価格に1万円台半ばほどの差が見られました。
ランニングコストについては、1回の運転あたりの水道代や電気代、洗剤代を比較すると、深型が約29円、浅型が約26円と、1回あたり約3円程度の差です。
ただし、深型は一度に洗える食器量が多いため、まとめ洗いをすれば結果的に効率よくランニングコストを抑えられる可能性もあります。
設置条件としては、食洗機が設置される場所が挙げられます。
浅型タイプは、その下に専用のキャビネットを設置して収納スペースとして活用できるため、キッチンの収納力を維持しやすいというメリットがあります。
一方、深型タイプは構造上、シンク下に設置することが難しく、また庫内が深いため、その下のスペースは配管スペースとなり、収納スペースとしては活用できません。
キッチンの限られたスペースを有効活用したい場合は、この設置条件も考慮に入れる必要があります。
食洗機深型と浅型どっちがおすすめ
深型のメリットデメリット
深型食洗機の最大のメリットは、その大容量にあります。
一度に多くの食器を洗えるため、大家族はもちろん、少人数のご家庭でもまとめ洗いが可能です。
また、庫内に余裕があるため食器の出し入れがしやすく、食器同士がぶつかりにくく、水流が届きやすいため洗浄効果も高まります。
さらに、フライパンや鍋といった大型の調理器具も一緒に洗えるため、手洗いの手間を大幅に削減できます。
一方で、デメリットとしては、浅型に比べて本体価格や工事費が高くなる傾向がある点が挙げられます。
また、設置場所によっては、キッチンの収納スペースが減少してしまうことも考慮が必要です。
さらに、庫内の深さがあるため、シンク下に設置することはできません。
浅型のメリットデメリット
浅型食洗機のメリットは、まず導入コストが深型に比べて抑えられる点です。
本体価格や工事費が比較的安価になるため、初期費用を抑えたい場合に適しています。
また、食洗機の下部スペースを有効活用できるため、収納スペースを確保しやすいという利点もあります。
さらに、食器の出し入れの際に深く腰をかがめる必要がないため、身体への負担が少ないと感じる方もいるでしょう。
少量の食器を洗いたい場合でも、気兼ねなく気軽に使える点も魅力です。
デメリットとしては、一度に洗える食器の量が限られるため、食器が多い日や来客があった際などには、入りきらない食器が出てくる可能性があります。
その場合、手洗いをしたり、食洗機を複数回運転したりする必要が出てきます。
また、深型に比べると、洗える食器や調理器具のサイズに制限がある場合もあります。
新規で設置する際には、専用の下部収納キャビネットが必要となることも、コスト面で考慮すべき点です。
どちらを選ぶかのポイント
・家族構成や洗い物の量:3~6人家族や、毎日の洗い物が多い場合は深型が適しています。
1~3人家族で、洗い物が少ない場合は浅型でも十分対応できるでしょう。
・調理器具:フライパンや鍋などを食洗機で洗いたい場合は、深型がおすすめです。
・キッチンの収納:収納スペースを重視するなら浅型、多少減っても大容量を優先するなら深型が選択肢になります。
・将来のライフスタイルの変化:今後家族が増える可能性があるかどうかも考慮に入れると良いでしょう。
まとめ
ビルトイン食洗機の深型と浅型は、容量、サイズ、コスト、設置条件など、それぞれに明確な違いがあります。
深型は一度に多くの食器や大型の調理器具も洗える大容量が魅力ですが、導入コストや設置スペースに制約があります。
一方、浅型は導入コストを抑えられ、キッチンの収納スペースも確保しやすいのが特徴ですが、一度に洗える食器の量には限りがあります。
ご家庭の人数、洗い物の量、キッチンの状況、そして将来のライフスタイルの変化などを総合的に考慮し、ご自身にとって最適な一台を選ぶことが、満足度の高い食洗機ライフへの第一歩となるでしょう。
