キッチンリフォームを考えているあなたは、食洗機の導入も検討しているのではないでしょうか。
食洗機は食器洗いをラクにするだけでなく、手荒れの防止や衛生面、節水など、様々なメリットがあります。
しかし、食洗機を導入する前に、設置条件や費用相場、メリット・デメリットを理解しておく必要があります。
この記事では、食洗機の導入を検討している人のために、メリット・デメリット、費用相場、設置条件などを詳しく解説していきます。
□キッチンリフォームと食洗機導入
キッチンリフォームをする際に、食洗機を導入するかどうかは大きな決断です。
食洗機は、食器洗いの負担を軽減し、より快適な生活を実現するアイテムですが、導入には様々な条件や費用が伴います。
この記事では、食洗機の導入を検討する際に考慮すべき点を詳しく解説していきます。
1: 設置条件
ビルトイン式の食洗機は、システムキッチンに設置することが前提となります。
ご自宅のキッチンがシステムキッチンかどうかは、天板が1枚になっているかを確認しましょう。
もし、天板が複数に分かれている場合は、セクショナルキッチンと呼ばれるタイプで、ビルトイン式の食洗機を設置することはできません。
また、食洗機を設置するためには、幅45cmまたは60cm、高さ75cm以上、奥行き60cm以上のスペースを確保する必要があります。
これらの条件を満たしていない場合は、据え置き式の食洗機を導入するか、システムキッチン自体を新調する必要があります。
2: 費用相場
ビルトイン式の食洗機を後付けする場合、工事費込みで約15万〜35万円が相場です。
既存の食洗機を交換する場合は、約10万〜30万円と、新規で後付けするよりも安く抑えられます。
しかし、後付けや交換時には、シンク下の配管工事やコンセントの増設、食洗機周辺の収納交換などの追加工事が必要になる場合があり、その費用は別途5万〜10万円程度かかることもあります。
また、海外製の高品質な食洗機を選ぶ場合は、総額で50万〜100万円程度かかる場合もあります。
□食洗機導入のメリットとデメリット
食洗機導入には、手荒れの防止や衛生的な洗浄、節水によるコスト削減など、多くのメリットがあります。
しかし、洗えない食器がある、予洗いが必要、乾燥までに時間がかかるなど、デメリットも存在します。
1: メリット
・手荒れの防止
食器洗いは、手荒れの原因となることも少なくありません。
食洗機を使うことで、食器洗いの際の食器や洗剤との接触が減り、手荒れを防ぐことができます。
・衛生的な洗浄
食洗機は高温の水と洗剤を使用するため、手洗いよりも衛生的に食器を洗浄することができます。
特に、雑菌が繁殖しやすい哺乳瓶や食器などは、食洗機で洗うと安心です。
・節水
食洗機は、手洗いよりも少ない水量で食器を洗浄することができます。
節水効果だけでなく、水道料金の節約にもつながります。
・時間の節約
食器洗いは、意外と時間のかかる家事の一つです。
食洗機を使うことで、食器洗いの時間を大幅に節約することができます。
その時間を他のことに使うことができます。
2: デメリット
・洗えない食器がある
すべての食器を食洗機で洗えるわけではありません。
木製食器や漆器、金や銀の食器などは、食洗機で洗うと傷んだり変色したりする可能性があります。
・予洗いが必要
食洗機に食器を入れる前に、予洗いが必要な場合があります。
特に、油汚れがひどい食器などは、予洗いしないと食洗機内部に汚れがこびりついてしまうことがあります。
・乾燥までに時間がかかる
食洗機は、乾燥機能付きの機種でも、乾燥に時間がかかる場合があります。
食器をすぐに使いたい場合は、乾燥時間を考慮する必要があります。
・初期費用が高い
食洗機は、他の家電製品と比べて、初期費用が高い傾向にあります。
食洗機の購入費用に加えて、設置工事費用も必要になる場合もあります。
□まとめ
食洗機導入は、食器洗いの負担を軽減し、より快適な生活を実現する有効な手段です。
しかし、設置条件や費用、メリット・デメリットなどを考慮して、慎重に検討する必要があります。
この記事が、食洗機導入の判断材料になれば幸いです。